眼科検査機器‐モバイル型‐
こんにちは♪ 生まれ育った私の街 埼玉県久喜市で眼科「久喜かわしま眼科」を開院できることになり、万感の思いで 院長と共に日々準備しています!
眼科の検査器械は数多くあります。用途が異なる精密検査機器が院内にずらりと勢揃いしている状況です。
最近の目覚ましいテクノロジーの進歩によって、今まで評価することができなかったことができるようになってきています。そのひとつが涙液動態です。眼の表面の数㎛の涙液の状態が詳細に観察できるようになっています。
また、検査も非侵襲的、短時間、とより負担が少なくなるように改善されてきています。さらには、診察室での据え置き型の機器だけでなく、小型化し、持ち運び可能なモバイル型の機器も続々登場してきています。モバイル型の機器を使えると、検査室や診察室でお顔を器械台に載せることが難しいお子様や高齢者の方でも詳細な観察ができるようになりますし、往診やベッドサイド診察にも威力を発揮しますので、的確な病状把握をしやすくなります♪
今回、SBM社の新作TEARSCOPEというモバイル型のドライアイ検査機器をしばらく試用してみました。日本ではイナミ社が取り扱うとのことです。
iPadにデバイスを取り付けて、どんどん撮影していきます。NIBUTという非侵襲的な涙液層破壊時間を動画撮影することで測定できたり、涙液油層の動きをみれたり、生体染色による涙液層破壊時間を測定出来たり、前眼部写真から涙液高を算出できたり、と1台で多機能です。検査結果がサマリーとしてまとめられるのもよいですね。
↑院長の朝の涙液高(tear meniscus height) です。まあまあ潤っています。この後、夜もう一度測ったら、激減していたのでした。。。一日の中でも変動があることが分かりました。iPadで撮影するので、簡単に検査できるのはとてもいいですね。
患者さまに負担の少ない検査で正確な診断をするために、院長がかなり悩みながら選りすぐって揃えた当院の検査機器についても追々ご紹介していきたいと思っています。楽しみにしていてくださいね。
久喜かわしま眼科(アリオ鷲宮西隣り&ケーズデンキ鷲宮店隣・2018年1月開院予定)
○主な診療内容:眼科一般診療、日帰り白内障手術、日帰り網膜硝子体手術、日帰り眼瞼手術、緑内障治療、硝子体内注射、レーザー治療 など