AED(自動体外式除細動器)勉強会
2019年8月2日に当院に設置してあるAED(自動体外式除細動器)の2019年度の勉強会を行いましたので報告します。当院スタッフは誰でも、院内のみならずプライベートの時間においても、AEDを使用するような機会に遭遇した場合は、スムーズに対応できるように定期的に講習会を行い、努めてまいります。
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現在はあらゆる商業施設、公共施設に設置されているAEDですが、見かけることがあっても実際手に触れることはないと思います。
今回の講習では心肺蘇生法、AEDの装着など基本的な処置方法を学び、体験をしました。
AED(自動体外式除細動器)とは
突然の心肺停止から命を救うため、痙攣を起こした心臓に電気ショックを与える装置です。
操作はガイダンスにより指示され、電気ショックが必要かどうかもAEDが判断します。高度な専門知識を必要とせずに操作することができます。
AEDは身近な存在に
2004年7月1日より、医師や救命士だけでなく、現場に居合わせた一般市民もAEDが使用できるようになりました。
公共施設や方による使用や救命事例が多く報じられています。AEDが身近になるにつれて、救命率も高まっています。
AEDと一次救命処置
- 反応の確認:応援を呼ぶ 倒れている人を発見したら肩をたたいて声をかけ反応があるかを確認する。
応援を呼んだら救急車を呼ぶ人、蘇生をする人と指示をして役割分担で素早く対応できるようにする。
- 心肺蘇生:呼吸が無ければAED装着まで心肺蘇生を実施。
胸の真ん中(胸骨の下半分)を約5㎝沈むように胸骨圧迫。
- AED装着:電源を入れ音声ガイダンスにそって操作します。
パットを装着し、解析を行います。
誰も傷病者に触れていないことを確認。(水は感電する危険性があるので、濡れている場合はあらかじめ拭く。)
通電ボタンを押す。
意識が回復するか救急隊が到着するまで、電源はきらずにそのままAEDの指示にしたがって蘇生を続ける。
小児への適応
AEDは、成人向けに作られており、除細動時のエネルギー値も同様です。小児パッドを使用する事で、体の小さいお子様にふさわしいエネルギー値まで下げて出力されます。
日常点検の必要性
AEDは救命処置のための医療機器です。設置したら、いつでも使用できるように、AEDのインジケータや消耗品の有効期限などを日ごろから点検することが重要です。
AEDの設置には点検責任者を決めて設置したAEDの日常点検等を実施する。
感想
勉強会ではAED設置の必要性、正しい使用方法を学びました。緊急時には焦ることなく安全に使用できまた大切な命を守るため今回の講習を活かしていきたいと思います。
(記:看護師:吉井)
久喜かわしま眼科(埼玉県久喜市:アリオ鷲宮西隣り&ケーズデンキ鷲宮店隣・2018年1月31日開院。久喜市、鷲宮、菖蒲、栗橋をはじめ、幸手市、加須市、宮代町、杉戸町、白岡市などからもアクセス便利です。)
○主な診療内容:眼科一般診療、日帰り白内障手術、日帰り網膜硝子体手術、日帰り眼瞼手術、緑内障治療、硝子体内注射、レーザー治療 など