オルソケラトロジーレンズ「ブレスオーコレクト」
こんにちは。ブログの更新がかなり滞ってしまいました。。スタッフの勉強会記録がたくさんたまって私の手元でずっと温まっていた状態です。ごめんなさい。これからどんどん?アップしていきます、いければとおもいます。。。気長にお待ちいただけたらと思います。日々の診療はしっかり行っていますしスキルアップ研修も地道に継続的におこなっていますのでブログの更新がなくともご安心くださいませ!! 川島素子
それではまずは2019年8月末(!)に当院から視能訓練士が参加した講習会の報告です。
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久喜かわしま眼科で扱っているオルソケラトロジーレンズ「ブレスオーコレクト」講習会に参加しました。
オルソケラトロジーとは、専用のコンタクトレンズを就寝時に装用し、角膜の形状を変化させ、はずした後も一定期間視力を改善する近視矯正の治療法です。
メリット
・裸眼で生活できる。
・スポーツに向いている。(激しい運動やプールなど)
・お化粧、お風呂などの日常生活が快適。
・通常のコンタクトレンズで点眼できなかった目薬をすることができる。
・治療をやめれば、元に戻る。
・近視の抑制に期待できる。
デメリット
・視力が安定するまで少し時間がかかる。
・強度近視や乱視には不向き。
・細かい度数調整には不向き。
・基本的に毎日装用する。
『裸眼生活』を重視する人に満足度の高い矯正法です。
オルソケラトロジーによる近視抑制
最近の統計では、高校生の6割以上、中学生の5割以上、小学生の3割以上が視力1.0未満であると報告されています(文部科学省 平成29年度「学校保健統計調査」)
近視の種類は「調節性近視、いわゆる仮性近視」と「軸性近視」があります。
「調節性近視」は、過剰に調節させ近視を作り出している状態のため、トレーニングや点眼治療により回復が期待できます。「軸性近視」は、眼軸がのびて眼球全体が大きくなり物を見るためのピント合わせに使う屈折力を必要とする近視のため回復に期待できません。
オルソケラトロジーは、角膜の形状を変化させ、視力を改善するため中心窩のみでなく、周辺網膜へも像を結びます。そのため眼軸の伸びを抑制できるという報告があります。また、オルソケラトロジーの長期データも増加し、安全性も確認できています。さらに低濃度アトロピン(マイオピン)を併用した結果、近視の抑制に相乗効果が期待できるそうです。
(記:視能訓練士 増渕)
※参考 以下株式会社ユニバーサルビューのHPのサイトです。
久喜かわしま眼科(埼玉県久喜市:アリオ鷲宮西隣り&ケーズデンキ鷲宮店隣・2018年1月31日開院。久喜市、鷲宮、菖蒲、栗橋をはじめ、幸手市、加須市、宮代町、杉戸町、白岡市などからもアクセス便利です。)
○主な診療内容:眼科一般診療、日帰り白内障手術、日帰り網膜硝子体手術、日帰り眼瞼手術、緑内障治療、硝子体内注射、レーザー治療 など