こんにちは。先週、広島で開催された角膜カンファランス2018という学会に参加してきました。

よく参加する学会の中で最も大好きな学会の一つです。今回は、スケジュール的にかなり厳しかったのですが、なんとかやりくりして一部参加してきました！　演題を出してもらった研修医の指導が全く行き届かず（優秀な研修医だったので助かりました）、個人的には反省点も多かったのですが、振り返ってみれば、一部参加とはいえ、やはりいろいろと刺激になり、とても有意義でした。やる気ももりもり出てきました。来年はフル参加したいです。

http://www.congre.co.jp/cornea2018/

学会参加中に、研究会の会議参加と、一般口演での演題発表をしてきました。

全身併発疾患とドライアイの関係についての演題です。ドライアイは年齢がリスクファクターのひとつですので、ドライアイを発症している方におのずと高血圧や糖尿病、うつ病や不眠など、目以外の病気が併存していることがよくあります。これらの関係性について、ドライアイ研究会主催で全国のクリニック10施設、500例近くの症例で検討しました（DECS-J スタディ）。診療の際に、目だけみるのではなく、体全体の情報を聴取して、総合的に診察し、治療方針を立てていく必要性を発表しました。現在、発表では省略した細かい解析結果をまとめていますので、こちらを論文化するとともに、日常診療に役立つように啓蒙していければと思っています。

ちなみに、当院では看護師さん2名が、初診の患者様の予診をとってくれているのですが、これが、さすが、とても的確な情報収集で、かつ、患者様からもお話をよくきいてくれるととても好評なのです。予診をとる部屋は個室ですし、看護師さん2名をはじめ、受付・検査員スタッフもリラックスして話せるような雰囲気も持ち合わせているので、患者様もお話しやすいようです。そのおかげでDRは診察の際に患者様の背景を要点を得て確認することができていて、とても助かっています。今後、患者様が増えてきても、継続してきたいシステムです。

久喜かわしま眼科（埼玉県久喜市：アリオ鷲宮西隣り＆ケーズデンキ鷲宮店隣・2018年1月31日開院。久喜市、鷲宮、菖蒲、栗橋をはじめ、幸手市、加須市、宮代町、杉戸町、白岡市などからもアクセス便利です。）
○主な診療内容：眼科一般診療、日帰り白内障手術、日帰り網膜硝子体手術、日帰り眼瞼手術、緑内障治療、硝子体内注射、レーザー治療 など