コンタクトレンズについて
2019年6月28日(株)SEEDによるコンタクトレンズの勉強会を行いましたのでご報告します。
コンタクトレンズとは
・コンタクト(接触する)レンズ(透明の物質)
・眼に直接作用し、屈折を矯正するもの
・高度管理医療機器
コンタクトレンズの分類
ソフトコンタクトレンズ
■利点
・異物感が少なく、慣れやすい
・外れにくい、ずれにくいためスポーツに適している
・目的によって使用期間が選択できる(旅行時や花粉時期は1dayなど)
・販売種類が多い
・使い捨てなので清潔
■欠点
・眼障害に気づきにくい
・コストがかかる
・水洗い不可
・破けることがある
ハードコンタクトレンズ
■利点
・ソフトコンタクトレンズよりもクリアに見える
・乱視矯正効果が高い
・眼に異常があった場合早期に発見できる
・ランニングコストが安い(2~3年使用できる)
・水洗いできる(海外でも飲料水なら可)
・レンズが含水素材ではないので汚れにくく衛生的
・瞳を覆う部分が少ないため酸素透過率がよい
■欠点
・異物感(慣れるまで1週間から2週間前後かかる場合が多い)
・初期費用が高い
・眼瞼下垂になりやすい(レンズが固いため瞼の裏が擦れ下垂を助長)
・外れたり、ずれやすいためスポーツに適さない
・割れることもある
使用目的別の分類
・乱視用:乱視の角度に応じたレンズを選択)
・老視用(遠近コンタクトレンズ):遠用レンズよりも遠方の見え方は劣る
・眼疾患後の整容用:角膜混濁や虹彩欠損時など虹彩付きレンズ
・美容用:サークルレンズ、カラーコンタクトレンズ。処方箋は色指定まで必要
・円錐角膜用:突出した黒目の視力矯正に対しハードコンタクトレンズが有効
・治療用:傷の保護、症状の改善を目的としたもの
※コンタクトレンズは裸眼と同じ視野で使用でき、また汗で曇ったりすることもありません。ライフスタイルによって装用を選択できます。大変身近で便利な医療機器ですが「高度管理医療機器」であり、これは「副作用や機能の障害によって人の生命及び健康に重大な影響を及ぼすもの」に位置付けられています。眼科での定期健診を受けましょう。
コンタクトレンズデビューを考えているみなさまへ
初めてのコンタクトレンズ処方には、検査終了後にレンズの付け外しの練習が必要なため、お時間がかかります。(1時間~)診療終了時間の1時間前までに余裕をもってご来院くださいますようお願いします。
(記:検査:松本)
久喜かわしま眼科(埼玉県久喜市:アリオ鷲宮西隣り&ケーズデンキ鷲宮店隣・2018年1月31日開院。久喜市、鷲宮、菖蒲、栗橋をはじめ、幸手市、加須市、宮代町、杉戸町、白岡市などからもアクセス便利です。)
○主な診療内容:眼科一般診療、日帰り白内障手術、日帰り網膜硝子体手術、日帰り眼瞼手術、緑内障治療、硝子体内注射、レーザー治療 など